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よりみちねこのドラマdeファンタジーへようこそ!

「偽装の夫婦」は遊川作品らしく、
語るべきことを視聴のあとに残してくれる。

今日は、第3話へのよりみち感想評を書いた。

「偽装の夫婦」第3話
(日本テレビ 水曜夜10時) 

ヒロ(天海祐希)と超治(沢村一樹)が、超治の母親(富司純子)のお願いに従って、
婚姻届けを出し、披露宴を終えるまでの話。

本当は、ヒロの伯母も、超治の母親も「本当のこと」を知っているんだろうなぁ、
とよりみちねこは感じた。
つまり、
ヒロの伯母(キムラ緑子)は、ヒロの優秀さとそして自分の息子と娘のバカさ加減。
超治の母親は、超治がゲイだということ。
ヒロに愛の告白をした女性しおり(内田有紀)とその娘も、
ヒロと超治の間柄を見抜いているようだ。

そして今回、超治の母は、本当はガンではない、健康だと打ち明ける。
そうじゃないかなぁ、と思っていたが、やっぱり。
息子に結婚してほしくて芝居した、と。

超治は、母親のわがままにブチ切れるとき、とても乱暴な言葉遣いになる。
ババぁとか言ってるし。
子どものころからうるさく要求してくることが嫌だったみたいだ。
ここにも何かひっかかりがあると匂わせる。

みんな、希望を叶えるために、一芝居打ったりするものなのだろうか。
それが人生、社会?

超治のお気に入り、配送業者の保(工藤阿須賀)が、
昔つるんでいた悪友たちから脅され、ゆすられているのを、
な、なんと、披露宴のお色直しの間に、二人で助けにいくことに・・・。

そこで披露されたナイスなセリフが、今話のテーマでもあるかな。

超治
きっとみんな、学校や家庭で辛いことや寂しいことがあったんだろう?
誰かそばにいてほしいときに、逆に殴られたり、死ねとか言われたんだろう。
でもそんなのに負けちゃだめだ。
オレでよかったらいつでも相談にのるから。
だから、もうみんな、自分は不公平な社会や悲惨な家庭環境の犠牲者だって、
自分自身に呪いをかけるのはやめようよ。

殴られる超治。

信頼されてお金の引き出しを頼まれたおばあさんの通帳を、
悪友たちに渡そうとする保。
そこへ現れるヒロ。
竹刀を持って。

正義の味方になりたいんじゃなかったんですか?
実は私も嫌いなんです。見て見ぬふりと消費税別。

好きな言葉は?と保に尋ねる超治。
世界平和とライス大盛無料です。

ヒロ
あんたには分からないだろう。心配してくれる人がひとりもいないまま生きてくってことがどんなことなのか、ある日ふっと姿を消しても、誰も探さず、誰も悲しまない。オレの周りにはクズばっかり集まってくるはずだ。
三浦しをんの「天国旅行」という本の一節です。

あなたたちは、この青年のことを仲間だとか言ってるけど、彼が辛いときや苦しいとき、本気で心配しますか?彼がいなくなったら本気で探しますか?本気で悲しみますか?
私は、そんなことをした覚えが一度もありません。
プライドが高くて、心のなかで人を見下して、自分と違う個性を受け入れられなくて。
あなたたちも、私の歳になればわかります。
昔いっしょに見た映画とか楽しい思い出を語り合える友だちがいることが、どんなに 幸せなことか。

この青年は今、本当の友だちを探そうとしています。
あなたたちも見習ったら?
家族は選べないけど、友だちは選べるのよ。

卑屈になっている人間は、家庭やどこかで悲しい目にあってるよね。
でも、超治が言うように、
自分は「不公平な社会や悲惨な家庭環境の犠牲者だ」って思ってる。
これは、自分で自分にかけている「呪い」なんだね。
すごいセリフだ。

ヒロは優秀すぎるゆえに、友だちのいない寂しい少女時代を送ってきた。
でも、ヒロには、超治との思い出があった。
「家族は選べないけれど、友人は選べる」んだね。
なんだか悲しくも深い言葉。

「プライドが高くて、心のなかで人を見下して、自分と違う個性を受け入れられなくて」。
この告白的セリフも、清冽だね。
心のもがきが見える。
冷徹なほど自分を俯瞰しているけど、それを後悔しているわけではなく、
諦めの心で受けとめてきたであろうヒロの人生が見え隠れする。 

あ、それと、ヒロは超治のことが本当に好きだったんだなぁ、と分かった。

次回が楽しみ。
せひ視聴をお薦めするにゃん

ドラマを楽しもう

参考にしてね~。

「偽装の夫婦」第2話 ~個性と友だち~ みんなを愛するゲイ超治
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「偽装の夫婦」「無痛~診える眼」~2015年秋期のドラマが始まった~
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