こんにちは。
よりみちねこです。

まだ書いていなかった今クールのドラマスタート。


「サムライせんせい」 テレビ朝日 金曜夜11時15分

テレビ朝日のこの枠は、わりと良質なドラマがある。
前クールは「民王」。
少し前だけど「死神くん」も良かった。

漫画原作だそうだけど、よりみちねこは読んだことがないので、
ドラマの評価のみする。

面白い。今のところ。
まだ放送2話。
武市半平太(錦戸亮)が、江戸時代から現代にタイムスリップして来て、
本人も周囲も戸惑いのなかで殺人犯と向き合うことになり(第1話)、
その犯人を捕まえて、先にタイムスリップして来ていた坂本龍馬(神木隆之介)とようやく出会う(第2話)、というところまで。

事件を解決したことで信頼を獲得。
役所勤務の佐伯晴香(比嘉愛未)の祖父・佐伯真人(まこと・森本レオ)の学習塾で先生をすることを小学生の母親たちから求められる。
ゆえに、「サムライせんせい」なのかな?
佐伯家は、サムライせんせいが現代へやって来たときに最初に世話になった家。昔ながらの大きな屋敷。真人は、武市半平太のことを疑うこともせず、すんなりと受け入れる。

江戸時代の人間の目や心には、現代の日本はどう映るのか。
サムライ先生の分からないことを通して、現代人はあらためて自分たちのいる世界を見つけることができたり、ときにそれは、便利だったり、要らないことだったり、という今を見つめ直す、そういったドラマでもあるかな、とも思う。
きっと何か問題が起きて、解決していくことになるだろうから、
サムライ先生の采配に期待したいところだ。

武市半平太と坂本龍馬がどうからんでいくのか、
そこも見どころだろうか。

タイムスリップものも昨今色々あるが、
逆パターンが「仁」。現代の医者が江戸時代へ。
タイムスリップではないが、サムライが、困ったときに高校生にのりうつる「サムライ・ハイスクール」ってのもあった。三浦春馬、城田優、杏、が出てたよね。
いずれも、「別の時代の人」を「別の視点」として扱っているのだろう。
「別の視点」から物事を捉える、再認識するという点でいえば、「泣くな、はらちゃん」(長瀬智也、麻生久美子)や「Q10(キュート)」(佐藤健、前田敦子)をあげることもできる。
前者は、マンガの中のキャラクター。後者は、無垢なロボット。
それぞれの反応が、現代人には新鮮で、ときに辛辣だ。

人間は、ときどき立ち止まって振り返ることで、
反省もし、感謝もしなければいけないのかもしれない。

「サムライ先生」がそのようなドラマかどうかはまだ判断しきれないが、
続けて視聴しようという気持ちになっている。


「遺産争続」 テレビ朝日 木曜夜9時

研修医・育生(向井理)は、バツイチの恋人・楓(榮倉奈々)と結婚。
楓の実家に婿入りすることを要求され、受け入れる。
楓の祖父・龍太郎(伊東四朗)は、カワムラメモリアルという葬儀社の創始者であり会長。現在は、娘婿の恒三(岸部一徳)が社長。
龍太郎の3人の娘たちは、虎視眈々と祖父の遺産を狙っている。
皆、欲深い。
育生だけは、今のところ無欲のようだ。婿入りしたとはいえ。
龍太郎は、育生に全財産を譲りたいと弁護士に相談するが、それはできないと言われる。
方法は、養子縁組をして、育生を息子にするだと教えられる。

他にもあやしい癖のある人物が目白押し。

第2話。最後。喧々諤々の夕食の席。
育生
「僕はこの家の財産は1円もいりません。金持ちは自分に人が近づいてきたらすぐ金目当てだと思いたがるけど、そんなやつばっかじゃない。あんたらバカみたいだ。お父さんもお母さんも、おじいさんも、おばさんたちも、それから楓も。みんな金に踊らされてるだけだ。哀れだ。たかが遺産、たかが金じゃないですか」
おばの月子(室井滋)
「何をえらそうに。出て行きなさい」
育生
「僕は出て行きません。僕は、河村の家に来た目的がありますから」
恒三
「目的?どんな目的だね?」
育生
「楓を幸せにする、それだけです」

育生は最後まで、このピュアを保っていくのか?
いったらいったで、どんな槍が降ってくるのか?

よりみち的には、すっごく面白くはないけれど、
暇なときに観てみます。


これで、とりあえず、2015年秋ドラマスタート感想は終わり。
12月に、どんな感想評を発信するか、お楽しみに。

気に入っているドラマの感想評は、都度、書くので!
読んでね~

ドラマを楽しんで