こんにちは。
よりみちねこです。

「下町ロケット」 TBS日曜よる9時

すでにこちらでも紹介している。
高視聴率みたいだね。
朝ドラ「あさが来た」24・8%につけている。20.2%。
3位が「偽装の夫婦」で12.3%だから、なんとも差のありすぎることか。
(先週の視聴率・毎日新聞より)

第6話が良かった。
主人公・佃社長(阿部寛)のナイスなセリフが佃神父だった。
つまり、いわゆる神父さんのようなセリフだった。

第5話で、純国産ロケットの話は成功で終わり、
第6話からは、医療器具の話になった。
医療機器メーカーから、人工心臓の弁を作る依頼を受ける。

またまたライバル製作所と大企業、大学教授も絡んでの、駆け引きがありそうだ。
お決まりのそれはそれとして、
佃社長が神父のようだったシーン。

株式会社サクダラの桜田社長(石倉三郎)。
心臓のなかに埋め込む人口弁の作成を手伝ってほしいと、佃の元に来る。
費用の面からも断ることを決めた佃だったが、ぜひ、福井の会社に来てほしいと懇願される。
そこで、桜田社長のなみなみならぬ思いを知る。
 
心臓疾患で苦しんでいる人たち、とくに子どもたちを救いたい。
桜田社長の娘は、幼いとき心臓弁膜症と分かったが、成長するまで手術を待たなければならなかった。成長してからも、さらにその成長に伴って、何度も手術をしなければならない。あるとき血栓で弁が動かなくなって、結局17歳で、亡くなった。
だから、子どもでも使えるこの心臓人口弁をどうしてもつくりたい。成長とともに成長する弁。
 
そして、桜田社長は言う。
「これは私の夢ではなく、罪滅ぼしなんだ」と。
 
娘を助けてやれなかった。仕事仕事で親らしいことは何もできなかった。
「この仕事を成功させることだけが、私の唯一の救済なんです」
 
ロケット開発も、伊勢湾台風から始まったと言われている。あのような大被害を二度と出さないために、気象衛星を打ち上げた、と佃は語る。
 一度は断った協力要請を、受けることとした佃社長。
「私にはどう逆立ちしたって、桜田さんの悲しみは分かるもんじゃない。
ですが、娘さんのことがあったからこそ、ある未来もある、私はそう思います。
そういう悲しみや後悔を、プラスに変える力が技術にはあるんだ。
新型人口弁の開発は、今はあなたにとって贖罪なのかもしれない。
ですがそれがいつか夢だと言えるときが来てほしい。
私は技術者として、全力で、それをサポートしたい」

このセリフ、すごいな。
このセリフこそが、救いの言葉だよ。
桜田社長はこの佃からの言葉で、半分は救われたのではないだろうか。

「今はあなたにとって贖罪なのかもしれない。
ですがそれがいつか夢だと言えるときが来てほしい」

夢、夢とあまり言いすぎるのも、ドラマでも現実でもしらける部分もあるかもしれないが、
それはそれとしても、 
「贖罪が夢に変わるとき」それは、愛のときなのかもしれないね。
 
桜田社長と同質の思いを抱いて生きている人は、様々な世界にいるだろう。
ときに、償いの気持ちが夢に変わらない、変わり難い事情もあるだろう。死ぬまで持ち続けても許されない出来事もあるだろう。
しかし、贖罪は、直接でなくとも、他の人々への愛の償いによって癒されていくのかもしれないし、その道しかないときもある。
これは、神の領域とも言える。
佃社長は
「そういう悲しみや後悔を、プラスに変える力が技術にはある」
と言っている。
目に見えない価値を、目に見える形にすることができる、
その力が技術にはある、ってことだよね。 

阿部寛の濃い顔がイエス様に見えた?
ってことは・・・ない。 

第6話の佃社長のセリフが神父さまだった。
という、びっくりぽんなよりみちドラマ感想評でした

ドラマを楽しんでね