こんにちは。よりみちねこです。
「奇跡の人」NHK プレミアムドラマ
日曜夜10時
脚本 岡田惠和
このドラマについて、まだ語っていなかったようだ。
そうだったかにゃ?
脚本家によると、「奇跡を呼び起こすドラマ」だそうだ。
ヘレン・ケラー と同じ三重苦の少女・海(住田萌乃)。
その母親・花(麻生久美子) 。
花にほれたバカな主人公・一択(いったく・峯田和伸)が、
サリバン先生みたいになって、二人を助けようと奮闘する。
都倉アパートの住人たちも、巻き込まれていく。
バカは柔軟で突飛、そして愛に溢れた解決策を見いだしていく、
そんなことが期待されてもいるようだ。
麻生久美子の演技がいまひとつのような気がするが、
まあ、元ヤンキーだし、大変な子育てをしながら突っ張って生きて来たのだろうと思いやれば、
まあまあ、理解もできようか。
脚本家・岡田惠和は、自身の描くドラマのなかに、必ずメッセージを入れ込んでくる。
もちろん、ドラマはその全体、全てがメッセージなわけだが、
そのストーリー展開とは別に、
普遍的な、あるいは、時勢への示唆的なメッセージというものがある。
「泣くな、はらちゃん」(長瀬智也/麻生久美子)でもあった。
戦争や原発事故の映像を、入れ込んだ。
5月29日放送の第7話で、ナイスなメッセージ(セリフ)があった。
ロックでありたい、と常日頃から言っている一択。
居酒屋で、友人・馬場(勝次涼)に愚痴を聞いてもらっているとき、
都倉アパートの大家・風子(宮本信子)がやってきて、
「ロックってなに?」と尋ねるシーン。
馬場がロックを語り出す。
「オレは、ロックの原点てのは、あいつじゃないかと思うんだ」と馬場。
「エルビスとか外人系?」と一択。
「外人は外人なんだけど、
少年。ほら、裸の王様に出てくるさ、
あれ?王様、裸じゃねぇ?なにやちゃってんの?笑っちゃうんだけどぉ、
じゃあ、オレも脱ごうかなぁ、みたいな。
みんながさ、分かってんだけどそれ言う?みたいなことをさ、軽くぽ~んと言うわけよ。
みんな平気なんですか?王様、裸じゃないんですか?みたいな言い方だとさ、
うるせぇよ黙ってろ、みたいな感じになっちゃって、
世界は動かないの。
王様は裸のまま、でもさ、あれ?王様はだかじゃね?
はだか、はだか、裸の王様、ヌードキングじゃね?みたいに言うとさ、
みんなが、だよな、そうだよね、みたいな風にして
世界は動くわけだ。
それが、ロックでしょうよ」
「あれだよね、要するに空気の読めないやつだよね」
「ロックが空気読んじゃだめ。空気をきりさく、のがロックでしょうよ。
ロックは、うるせぇって言い続けられないと。
だから、みんなが大きな音に慣れてる感じだったら、さらに爆音出すわけでしょう。
これでどうだ、うるせぇだろう、ざまぁみろ、みたいなね」
これが言いたかったのかぁ。岡田さん。
ロックの原点が「裸の王様に出てくる少年」って発想、すごいな。
今の世の中への物言いにもなってる。
さしずめ、裸の王様が現政権で、
少年は、声をあげ始めたゆとり世代の学生たち?
空気はね、読んでいいときといけないときがある、
と、よりみちねこも常日頃思っていた。
その話はまたいずれどこかでね。
ロックといえば、「泣くな、はらちゃん」(2013年日本テレビ)でもあった。
長瀬演じるはらちゃんが
♪世界中の敵に降参さ、戦う意志はない…♪
と歌って聞かせると、
ある親子の父親が
「いいねいいね、はらちゃんつくったの?」と尋ねる。
「いえ、言葉は神様にいただき、そして、メロディーは悪魔さんからいただきました」と答えるはらちゃん。
「おお、かっこいいなぁ、それ。ロックだね」
「ロックとは?」
「格好いいもののことだよ」
という遣り取りがあった。
このドラマのシナリオブックの「あとがき」は、
「あなたが笑えば、世界は輝くんです」
一緒に、この世界で頑張りましょう。
と締めくくられている。
余談だが、麻生久美子、
「泣くな、はらちゃん」の越前さん役のほうが、
よりみちねこは好きだ。
そうかぁ、
『「裸の王様」の少年』が、
ロックの原点だったのかぁ
妙に納得。
そして、うまい!
ドラマを楽しもう
「奇跡の人」NHK プレミアムドラマ
日曜夜10時
脚本 岡田惠和
このドラマについて、まだ語っていなかったようだ。
そうだったかにゃ?
脚本家によると、「奇跡を呼び起こすドラマ」だそうだ。
ヘレン・ケラー と同じ三重苦の少女・海(住田萌乃)。
その母親・花(麻生久美子) 。
花にほれたバカな主人公・一択(いったく・峯田和伸)が、
サリバン先生みたいになって、二人を助けようと奮闘する。
都倉アパートの住人たちも、巻き込まれていく。
バカは柔軟で突飛、そして愛に溢れた解決策を見いだしていく、
そんなことが期待されてもいるようだ。
麻生久美子の演技がいまひとつのような気がするが、
まあ、元ヤンキーだし、大変な子育てをしながら突っ張って生きて来たのだろうと思いやれば、
まあまあ、理解もできようか。
脚本家・岡田惠和は、自身の描くドラマのなかに、必ずメッセージを入れ込んでくる。
もちろん、ドラマはその全体、全てがメッセージなわけだが、
そのストーリー展開とは別に、
普遍的な、あるいは、時勢への示唆的なメッセージというものがある。
「泣くな、はらちゃん」(長瀬智也/麻生久美子)でもあった。
戦争や原発事故の映像を、入れ込んだ。
5月29日放送の第7話で、ナイスなメッセージ(セリフ)があった。
ロックでありたい、と常日頃から言っている一択。
居酒屋で、友人・馬場(勝次涼)に愚痴を聞いてもらっているとき、
都倉アパートの大家・風子(宮本信子)がやってきて、
「ロックってなに?」と尋ねるシーン。
馬場がロックを語り出す。
「オレは、ロックの原点てのは、あいつじゃないかと思うんだ」と馬場。
「エルビスとか外人系?」と一択。
「外人は外人なんだけど、
少年。ほら、裸の王様に出てくるさ、
あれ?王様、裸じゃねぇ?なにやちゃってんの?笑っちゃうんだけどぉ、
じゃあ、オレも脱ごうかなぁ、みたいな。
みんながさ、分かってんだけどそれ言う?みたいなことをさ、軽くぽ~んと言うわけよ。
みんな平気なんですか?王様、裸じゃないんですか?みたいな言い方だとさ、
うるせぇよ黙ってろ、みたいな感じになっちゃって、
世界は動かないの。
王様は裸のまま、でもさ、あれ?王様はだかじゃね?
はだか、はだか、裸の王様、ヌードキングじゃね?みたいに言うとさ、
みんなが、だよな、そうだよね、みたいな風にして
世界は動くわけだ。
それが、ロックでしょうよ」
「あれだよね、要するに空気の読めないやつだよね」
「ロックが空気読んじゃだめ。空気をきりさく、のがロックでしょうよ。
ロックは、うるせぇって言い続けられないと。
だから、みんなが大きな音に慣れてる感じだったら、さらに爆音出すわけでしょう。
これでどうだ、うるせぇだろう、ざまぁみろ、みたいなね」
これが言いたかったのかぁ。岡田さん。
ロックの原点が「裸の王様に出てくる少年」って発想、すごいな。
今の世の中への物言いにもなってる。
さしずめ、裸の王様が現政権で、
少年は、声をあげ始めたゆとり世代の学生たち?
空気はね、読んでいいときといけないときがある、
と、よりみちねこも常日頃思っていた。
その話はまたいずれどこかでね。
ロックといえば、「泣くな、はらちゃん」(2013年日本テレビ)でもあった。
長瀬演じるはらちゃんが
♪世界中の敵に降参さ、戦う意志はない…♪
と歌って聞かせると、
ある親子の父親が
「いいねいいね、はらちゃんつくったの?」と尋ねる。
「いえ、言葉は神様にいただき、そして、メロディーは悪魔さんからいただきました」と答えるはらちゃん。
「おお、かっこいいなぁ、それ。ロックだね」
「ロックとは?」
「格好いいもののことだよ」
という遣り取りがあった。
このドラマのシナリオブックの「あとがき」は、
「あなたが笑えば、世界は輝くんです」
一緒に、この世界で頑張りましょう。
と締めくくられている。
余談だが、麻生久美子、
「泣くな、はらちゃん」の越前さん役のほうが、
よりみちねこは好きだ。
そうかぁ、
『「裸の王様」の少年』が、
ロックの原点だったのかぁ
妙に納得。
そして、うまい!
ドラマを楽しもう
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