よりみちねこのドラマカデミア

よりみち視点でドラマをアカデミアするよ。

2018年04月

よりみちねこのドラマカデミアへようこそ!


「家政夫のミタゾノ」テレビ朝日金曜夜11時15分
松岡昌宏/剛力彩芽


2シーズン目。面白い。特に深い内容があるわけではないが、面白い。
1シーズンでは、三田園(松岡)の相棒的存在の家政婦を清水富美加が演じていた。が、衝撃的カルト教団がらみの引退(教団のプロパガンダ映画には出演している)となり、今シーズンから剛力彩芽に変わった。
かえってよかったように思う。剛力にあっている役柄だ。
少し前に「新・フジテレビ批評」で、脚本の八津弘幸が、古沢良太にえらく平身低頭の姿勢だった。
が、よりみち的には、「コンフィデンスマンJP」よりも「家政夫のミタゾノ」に拍手だ。
ゆるい気分で、大笑いしながら、最後まで楽しみたいと思う。


「コンフィデンスマンJP」フジテレビ月曜夜9時
長沢まさみ/東出昌大/小日向文世


痛快でテンポもよく面白い、という評価をよく聞く。
が、また例によって、私の評価は世間と逆だ。
雰囲気も内容も、なんだかよく分からない。
大がかりな舞台装置で悪徳な奴らをやっつけて金を奪う、という「痛快」ドラマなのだということは分かる。
脚本は古沢良太。なので、そもそもの期待値が高かっただけに、落差が大きいのかもしれない。
例えば、「相棒」に書いている古沢の脚本は名作ばかりだ。
このサイトでよく使わせていただいている「相棒」の「聖戦」は、古沢作品。
第3話は落ち着いてきたのか、テーマがよりみちねこ好みだったのか、おもしろく視聴できた。これはのちほど個別に書きます。


「あなたには帰る家がある」TBS金曜夜10時
中谷美紀/玉木宏/木村多江/ユースケ・サンタマリア


関係がぎくしゃくし始めた夫婦となにやら不可思議な雰囲気を醸す夫婦。不倫。
あまり観る気は起きなかったが、ちょろっと観たところ、先が気になって続けて観ている。
あれこれ先を推定しながら。
この封建的な夫婦の「これ」は、もしかしたら策略?などと。
ユースケ・サンタマリア演ずる男の不気味な駆け引きが面白い。
ドラマの登場人物たちは本気だろうが、観客からするとコントを見ているようだ。
不倫ドラマにしてはどろどろ感がなく、意外と面白いかも。
中盤から後半はどうなるか分からないが。


「モンテ・クリスト伯」フジテレビ木曜夜10時
ディーン・フジオカ/山本美月/高杉真宙/新井浩文/大倉忠義/高橋克典


無実の罪で投獄された男が、牢獄で知り合った老人の助けで脱獄。その老人の資産を得て、自分をはめた人々に復讐していく物語。
アレクサンドル・デュマ・ペール作のフランスの小説をベースに書かれた脚本。
全く期待していなかった。絶対面白くないだろう、と。失礼ながら。
こういう焼き直しものが、舞台や時代を変えるとへんてこになることが多い、と私は思っている。例えば「赤毛のアン」とか「ロミオとジュリエット」などの舞台を日本に移したら、魅力も内容も半減する。異国の雰囲気や背景にある文化も大事なわけで。
以前BS朝日でやっていた「あらすじ名作劇場」。海外の名作も舞台を日本に置き換えたドラマで紹介してくれていたが、少し違和感ある印象が残ってしまってあまり気持ちのよいものではなかった。
テーマとか精神性を上手に引き継いだリメイクになっていれば成功する可能性はあるだろうが。
このドラマは、まだ2話までしか観ていないので断定はできないが、ちょっと観てみたい気分にはさせられた。舞台を現代の日本にしている分、設定に突飛さと非合理な都合も目立つが、それには目をぶろう。
モンテ・クリスト伯役のディーン・フジオカ。彼という役者がいてこそ、この物語ができたのだろうと思うほど。はまり役かもしれない。
野性味あふれる漁師から貴族の紳士へと変貌した主人公。
さて、どんな復讐をしていくのか、今のところは興味津々。中だるみのないことを願う。



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「未解決の女」テレビ朝日木曜夜9時
波瑠/鈴木京香


第2話

それにしても、巷間の評価とよりみちねこである私のドラマ評価は、毎シーズン、ことごとく違っていることに、いささかへこむ。
そういえば、私は子どものころ、作文などを書くと「変わっている」と言われていた。
が、けっこうよい評価を受けることも多かった。個性、と自負している、と自分を鼓舞する。

世間的に、矢代を演じる波瑠の評価が低いらしい。
無鉄砲で能天気な熱血刑事の役どころだと思うが、
「あさが来た」もそうだったが、波瑠は、こういう役もうまく演じることができる。
このドラマでもさらに演技に磨きがかかっているように、私には見えるし、高く評価する。
能天気な雰囲気がシーンの随所に表れていて、感心する。
原作では、この役は男性らしいのだが、鳴海をしっかりサポートするタイプなのかな?
私がすこしひっかかるとすれば、原作からすると主人公は鳴海の方だと思うのだが、いささか矢代のほうにスポットライトが当たってしまっている様子なのが否めないところだろうか。
脚本は大森美香。「あさが来た」の脚本家だ。
波瑠の使い方がうまい、と思う。

第1話では、捜査中、取り調べ中に、犯人を追いつめる矢代(波瑠)鳴海(鈴木)の「コナンくんスタイル」が愉快だったが、今話ではそれはなかった。このスタイルが定番になるのかと思いきや、そうではなかった。
今話では、外での捜査を嫌って地下に籠っていた鳴海を矢代が表へ連れ出す。

大手IT企業の社長・幸田(戸次重幸)の娘が誘拐され、1億円の身代金要求があった。
入院中の母親を見舞う途中で誘拐された娘・遥花は15歳。犯人からの電話口で遥花は「かもめ」と謎のメッセージを残した。
鳴海がかかわった12年前の未解決幼女誘拐事件でも、幼女が「かもめ」という言葉を残していた。
ショッピングモールで母親・坂下菜々美(高岡早紀)がほんの一瞬目を離したすきに娘・芽以の姿が消えた。犯人からの電話は一度きり。それ以降何の手がかりもなく未解決のまま。菜々美は娘を探し続け、離婚。
鳴海は事件を解決できなったことを悔やんでいる。

「正義のセ」第2話。「シグナル」第1・2話。「未解決の女」第1話そして今話。
母の我が子を思う気持ちがそれぞれに興味深く取り上げられている。

いなくなった我が子、殺された(死んでしまった)我が子、手放した我が子に対する母親の行動から伝わってくるのは、一貫して「愛護」。
以前こちらで、親の気持ちを描いた作品として「相棒」「クリミナル・マインド」の象徴的なエピソードを紹介し、比較して論考した。
これからもこのテーマは、注目する価値がありそうだ。

「未解決の女 第2話」では、両家族が、犯人であり被害者だ。
子どもが無邪気に育ての親を親と思ってしまうのは角田光代の小説「八日目の蝉」と同じだ。
親子の愛に血のつながりは関係ない、という無情な事実も突きつけられる。

私も前半で事件のカラクリは見通せたので、ネタバレをしてしまうが、
遥花は芽以である。
ショッピングモールで芽以を誘拐したのは、当時子供を失って意気消沈していた幸田の妻だった。
そのまま二人で芽以を遥花として溺愛し、育てていたのだった。

清掃作業員と働いている菜々美が、学校でみかけた腕にハート型の痣のある遥花。自分の娘だと疑い、確信し、そして誘拐した。
しかし、娘はもう自分の娘ではない、別人になっていると感じた遥花はひどく絶望した。

事件は解決したが、この後両方の親、そして娘は、どうなるんだろう、と単純に思わざるを得ない。
犯罪捜査ドラマなので、そこまで思いを致すこともないだろうが。
「八日目の蝉」では、元の親に返されたが、返されたあと娘は悩みのなかで成長していく。自分の本当の親を親と思えない。
「未解決の女」では被害者であった親まで罪を犯した。
いや、果たしてそれを罪と言うのかどうか。
犯人へは復讐だろうが、娘については奪還だ。
「相棒」の「聖戦」では、被害者の息子は亡くなっており子どもを取り返す行為はなく、単なる復讐だけだった。そこに命をかけることが生きがいになっている悲しい母親の姿が激しく描かれていた。


次回も楽しみだ。



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「正義のセ」日本テレビ水曜夜10時
吉高由里子/安田顕/寺脇康文/三浦翔平/大野拓朗/塚地武雄/生瀬勝久/宮崎美子/広瀬アリス


主人公・竹村凜々子(吉高由里子)は、横浜地方検察庁港南支部に赴任した2年目の検事。
明るく元気で情にもろい、ちょっと抜けたところがあって無邪気、だが実は正義感あふれる女性。
法曹ものにはよくあるパターンかもしれない。例えば、正義を貫き通す弁護士志望の女性を描いた遊川和彦脚本の「曲げられない女」(2010年日本テレビ/主演・菅野美穂)。

「正義のセ」の凜々子は、原作者・阿川佐和子が生み出したキャラクーだ。これはシリーズもののようだ。さすがお父上の血を受け継いでおられるのだな、と思う。

証拠がなければ起訴できない。
徳永(塚地武雄)
「こいつぜったいにやってるなぁと思っても、確実に有罪だと立証できる証拠がなければ起訴はできない。くやしいけどね」
凜々子
「じゃあ、正義って何なんですか」
支部長・梅宮(竹脇康文)
「検事の仕事とは何だ」
凜々子
「法と証拠に照らして、罰すべきものを罰することです」
梅宮
「そして罰すべきでないものを罰しないこと」
このセリフのやり取りに、このドラマを貫くテーマが語られている。

毎回、ゲストスターと彼らが起こす、あるいは巻き込まれる事件を解決していく。
さらに事件を通して、人生の機微も見え隠れするという背景設定。

キャスティングも良い。
竹村凜々子をサポートするベテラン事務官・相原を安田顕が味わい深く演じている。

余談だが、先に書いた「未解決の女」同様、こちらも朝ドラメンバーオンパレード。
凜々子の恋人・中牟田優希・大野拓朗は「わろてんか・とと姉ちゃん」。
凜々子の家族
父・生瀬勝久は「べっぴんさん」
母・宮崎美子は「ごちそうさん」
妹・広瀬アリスは「わろてんか」
さらに奇妙なシンクロは、
吉高が演じるのは凜々子=<りりこ>。
広瀬アリスは、「わろてんか」で<リリコ>という芸人(女優)の役だった。

ドラマの世界は、テーマや役名など、なぜがシンクロが起きることが多いな。
別に大した情報ではありませんが。

1話、2話を見たが、なかなか面白かった。
構えずに見られる。



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「未解決の女~警視庁文書捜査官~」テレビ朝日木曜夜9時
波瑠/鈴木京香/遠藤憲一/高田純次/沢村一樹/工藤阿須加/山内圭哉/光石研

警視庁捜査一課。
特命捜査対策室。
その第6係に配属された矢代朋(波瑠)
第三強行犯で暴走して怪我。それゆえの転属のようだ。
おとなしく文書整理でもしていろという上層部の思惑のようだが、
もちろん、そんな暗黙の命令になど従うはずもない矢代。

特命対策室とは、これまでの未解決事件を扱う部署。
今期ドラマ「シグナル」も「長期未解決事件捜査班」が舞台の物語。
なぜかドラマは、テーマがシンクロすることが多い。
「シグナル」の評でも書いたが、こちらも思わず
「クリミナル・マインド」と較べてしまう。
原作を読んだことがないのでそちらのことは分からないが、
映像演出も「クリミナル・マインド」見てますよね?とつっこみたくなるシーンがあった。

アメリカのドラマに慣れてしまうと、日本のドラマがどうも鈍く感じてしまったりする。
ハリウッドの刑事・犯罪ドラマは、テンポが速く、じめじめしていない。
日本の刑事ドラマは、くどくど背景を描いたりするのが得意で、それが私としてはあまり好きではないのだが、「シグナル」も「未解決の女」も、日本のよいところも仕込みつつ、テンポもよく、ユーモアも挟みながら展開するので、なかなかいいのではないか、と感じた。
理屈をこねたが、まず
面白い!

よかったぁ。波瑠ファンとしては胸を撫で下ろす。波瑠だけではなく、他のメンバーの配役も良い。

「文書捜査官」なので主役は鈴木京香演ずる鳴海理沙のほうなのだろう。
「魔女」と呼ばれている。
鳴海は、文書、つまり、文字や文章のエキスパート。
「クリミナル・マインド」で言えば、Drスペンサー・リードだろうか。
リードはIQ187の超天才で、速読力は1分2万語。暗号やアナグラムも読み解き、まるでスタートレックのデータのような膨大な知識量。
日本の場合、宗教的哲学的人種的文化的知識を要するような事件はほとんど起きないだろうから、どうしてもアメリカと較べるとのんびりしている雰囲気は免れないのかもしれない。

未解決事件を扱うということで、倉庫に眠っている文書を紐解いていくという設定なので、文書を扱うのは当たり前だ。ゆえに文書捜査官。
残された文字や文章からプロファイルしていく(つまりいささか文字占い的)ところは、
そのまま「FBIの行動分析課BAU(クリミナル・マインド)」だ。
このドラマは、その部分にだけ焦点を当てているわけだ。

「シグナル」もそうだったが(こちらの主人公はもろ、アメリカでプロファイルを勉強)、とりあえず「プロファイルをしてみせる」というのがはやりの演出なのだろうか。
このドラマでも、冒頭、鳴海が矢代に係長・財津(高田純次)をプロファイルさせた。

矢代が配属された第6係は、なが~い階段を降りた地下にある。
これもまた、日本特有の吹き溜まりのような部署に実は優秀な人物が追いやれている、という設定。「シグナル」もそうだ。有名なところでは「相棒」。
「クリミナル・マインド」のBAUは、外見も中身も、元ハッカーも含めて超優秀な捜査官の集まりだ。
虐げられたり敬遠されたりしているけど実は優秀なんだよね的テイスト、日本人は好きだよなぁ、と思わず頷く。
月光仮面とかスーパーマン的ヒーローが好きなのかもしれない。
これ見よがしに優秀だと嫉妬もあって好きになれない。
優秀な人が失敗していたり嫌われたりしているほうが溜飲が下がって愛せる。
そんなところだろうか。あまりストレートではないのが日本人なのだろう。

さて、第1話、面白かった。
現時点の連続殺人と10年前の未解決作家殺し事件が関連があるのではないか、と調査を始める矢代。
室長・古賀(沢村一樹)に咎められてもやめない。

文書のエキスパート鳴海の推理通り、犯人を突き止める。
その追いつめ方が、矢代もドラマ内で言っているが「コナンくん」。
つまり、鳴海のセリフをスマホを通して矢代が聞きながら、その通りに話して犯人を問い詰め、追いつめていく。
最後の最後に鳴海が、矢代本人の反応に嫌気をさして、取調室に登場するが。

第1話のゲストの一人、風間俊介のサイコパスっぷりが、いつもながらうますぎて怖い。
「金八先生」のときからだ。

にしても、最近の朝ドラのメンバーの多いこと。
波瑠(あさが来た)、鈴木京香(わろてんか)、沢村一樹(ひよっこ)、山内圭哉(あさが来た)、工藤阿須加(あさが来た)、遠藤憲一(わろてんか)、風間俊介(純と愛)。

「正義のセ」もそうなのです。これはまた別によりみち評を書きます。

ひとつだけ物言いを。
「未解決の“女”」というタイトル。
「科捜研の女」「京都地検の女」とテレビ朝日の高視聴率犯罪ドラマがあるところをみると、
「○○の女」は女性の活躍する犯罪ドラマを定番化してるのかもしれないが、
なんですか、セクハラが問題(財務省とテレビ朝日)になっている昨今からすると、一考の余地あり、のような気がしないでもない。

第2話が楽しみだ。




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いよいよ2018年春シーズンのドラマがはじまりました。
お気に入りのドラマは見つかりますでしょうか?

まずはこれ。

「シグナル~長期未解決事件捜査班~」フジテレビ(カンテレ)火曜夜9時
坂口健太郎/吉瀬美智子/北村一輝


原作は韓国ドラマ。
なるほど。
主人公・三枝健人(坂口健太郎)の捜査方法、プロファイリングが
まるで「クリミナル・マインド」だった。
あ、この作者、「クリミナル・マインド」を研究しているな、と思ったら、
韓国ドラマだった。
韓国では韓国版の「クリミナル・マインド」がある。
日本でもぜひ制作してほしいと思っているのだが。

三枝は当初は独学で、のちにアメリカでプロファイリングを学んだ、という設定。

だが、ただの犯罪捜査ドラマではない。
なぜかそこにリテイク的要素がからんでいる。
つまり、過去と現在が霊的に交錯するなかで捜査が進む。
ある日、三枝は、行方不明になっている刑事・大山剛(北村一輝)と無線機で交信するようになる。

第1話では、大山からのメッセージをヒントに、15年前に少女を誘拐して殺害した女を探しだし、追いつめていく。
第2話では、その女を、時効寸前で逮捕。
さらに(この事件をきかっけに?)時効は撤廃され、未解決事件捜査班ができた。
8年後、成績のかんばしくないこの捜査班に、三枝が配属される。
アメリカでプロファイルを学び、警部補の階級になっていた。
そして、未解決のままになっていた女性連続殺人事件の捜査が始まる。
今度は、三枝を通して未来から(大山にとって)の思いがけない情報によって大山が被害者を発見すると、現在の捜査班のもとにある現場写真から被害者の姿が消え、「遺体で発見」の文字が「未遂」に変わる。
この変化に気づいているのはどうやら三枝だけのようだ。

過去と現在が入り乱れて映像が出てくるので、ちょっと分かりにくい雰囲気はある。
1話と2話の間にも8年の経過があるところは、もう少し、分かりやすく表現してほしかった。
例えば、三枝の髪型を変えるとか。8年も経っているのに、全く同じ様子だった。

大山が無線機で三枝に言う「過去は変えられる」。おそらく誰かを助けようとしているのだろう。
そして、行方不明の先輩刑事・大山を探し続けている桜井美咲(吉瀬美智子)
三枝の兄が逮捕される昔の映像。
伏線はいくつかはられている。

FBIのBAU(行動分析課)は、優秀な人材の集まりだが、
この長期未解決事件捜査班は、どちらかというと厄介者の集まりという設定。
脚本的メンバー設定のためとはいえ、ちょっと無理があるような気もするが。

なぜか、日本の刑事ドラマ、犯罪捜査ドラマの中心メンバーは、「相棒」をはじめ厄介者が多いのはなぜだろう?
上層部からは厄介者だが、実は極めて優秀だったりする。「相棒」の杉下右京(水谷豊)が良い例だ。
優秀な人間は、その正義感も手伝ってお偉いさんたちの不都合をも暴いてしまう、大人の事情の通じない厄介者、ということのようだ。
2018年現在の政治家と官僚をみていると、これが日本の因襲なのだな、と頷ける。
表に出てきたのはほんの1ミリで、どれだけの不都合な狡猾が隠されているのだろう。

このドラマでは、そのお偉いさんの刑事部長・中本慎之助渡部篤郎が演じている。

アメリカ的プロファイルにリテイク要素がどこまでからんでくるのか。
純粋なプロファイルだけではなく、スピリチュアルによるヒントが重なることの効果、良し悪しを見守りたいと思う。

それにしても最近、過去を変えるというドラマを多くみかける。
これまでのドラマでは、結局過去は変えられない、という結末が多かったように思うが、
このドラマはどうなるのかな?

1話2話、面白かった。



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いよいよ今週から春ドラマがはじまります。

その前に、こんな記事も書いていますので、
そのご紹介をさせてください。

よりみちねこは占い師なので、
タロットカードとドラマのコラボインスピレーションを
書いてみました。
カードの理解、ドラマの多様な理解、
さまざま感じてみてください。


ドラマに現れる死神~「わろてんか」に見る「死と再生」~


ドラマに現れる「死神」~「死神くん」余命を知ってやり残したことをする~



今夜は「コンフィデンスマンJP」第1話だ。


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昨年(2017年)4月から始まったテレビ朝日の昼帯ドラマ。
「やすらぎの郷」
「トットちゃん!」
「越路吹雪物語」
と3作品見てきた。
なかなか面白くできていると思う。

よりみちねこは「トットちゃん!」が一番のお気に入り。

次、つまりこの4月からは何が始まるのかな、と思っていたが、
お休みだそうです。

2019年度に1年間を通したドラマを放送するそうです。
その準備のために今年度はお休み。
この秋から撮影が始まるとのこと。
前半の主演が清野菜名。楽しみだ。「トットちゃん!」で好演。
後半は八千草薫。
「やすらぎの刻~道」。

~~~★
ところで「越路吹雪物語」。

感想は一言これ!
「岩谷時子物語」を見たい!!


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2018年冬期ドラマも終わった。
春期のドラマを楽しみに待つ時期に入った。

ところでこの冬は、あらためて
ドラマの質は視聴率とは比例しない、
ということに思いを致すシーズンとなった。

という感想もまた、ひとつの偏見かもしれないが。
ドラマとか映画とか小説などというものには、どうしても趣味趣向、好き嫌いという偏向感覚が伴うものなので、多数の感覚を惹きつけられたのかどうなのか、という観点は無視できないところではあるのだろう。

「相棒」とNHKをのぞいて、さらに私が視聴した今シーズンドラマのオリコンによる全話平均視聴率
「海月姫」       6.1%(最低5.0%)
「FINAL CUT」       6.9%
「きみが心に棲みついた」7.7%
「anone」        6.1%(最低4.4%)
「BG」          15.1%(最高17.3%最終回)
「隣の家族は青く見える」6.2%(最低4.6)
「アンナチュラル」          11.1%
「もみ消して冬」              9.8%
「99.9」                            17.4%(最高21%最終回)
「99.9」の最終話21%は、NHK朝ドラ「わろてんか」に迫った。

さらに私が注目して視聴し続け、こちらでよりみち評を数話に渡って書いた
「海月姫」「FINAL CUT」「anone」「隣の家族は青く見える」「アンナチュラル」。
「アンナチュラル」以外は10%を越えない、どころかとても低い視聴率だった。
はたして私は少数派、なのか。

さらに、
「海月姫」「FINAL CUT」「anone」「隣の家族は青く見える」
の4作品を、私は高く評価した。

「アンナチュラル」は最後までとりあえず見たが、素晴らしい!まではいかず。
詳しくはこのサイトの記事に書きました。
その他、
「きみが心に棲みついた」は、1話のみ視聴。あまりに気分が悪くなり2話目は見れず。
「BG」も、3話目くらいでまったく意識から消えてしまった。
「もみ消して冬」 は、波瑠が出演しているのでなんとか見ようと努力したが、3話目でギブアップ。
「99.9」も、最終回までチャンネルを合わせてはいたが、中盤あたりから、主人公をはじめ登場人物たちの「ギャグ」がどうも浮いていて鼻につくようになってしまった。「トリック」の失敗版みたいな。
主人公の表情もあまり好きではない。
「アンナチュラル」も「99.9」も、謎解きは面白い。
「貴族探偵(2017年春フジテレビ)」も、トリックが大変面白かったのだが、主人公の演技がどうもしっくりこず、残念だった。
デーブ・スペクターも言っていたが、キャスティングは大事だ。

とはいえ、私はどうやら少数派。

が、決して、「海月姫」「FINAL CUT」「anone」「隣の家族は青く見える」が、質の悪いドラマだったとは思えない。
むしろ良質で深い内容だったとさえ言えるように思うが、そこも好みなので、読者に押し付ける気は毛頭ない。

あらゆるテレビ番組について昨今言えることだが、
視聴率と質はまったく関係ない、ということだ。
視聴率とスポンサーの顔色だけを気にしてドラマでもドキュメンタリーでも、つくってほしくない。
スポンサーも、その辺りは審美眼を持っていただきたい。

視聴率の超低かったドラマの制作スタッフと俳優たちは、ぜひとも悲観しないでほしい。
他の高視聴率冬ドラマよりもずっと質の高い、中身のあるドラマでした。
スポンサーは嬉しくないだろうけれど、でも、出版社のことを考えてみてください。
出版社だって、いわゆる良質の本(古典を含む)を商業的に儲けられないのに、コツコツと印刷し、出版し続けている。
それを使命だと思っているからだろう。
そしてそれは、後世にとって大切な宝となる。






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