こんにちは。よりみちねこです。

2016年春期もドラマも、最終回を迎えている。
7月からは夏期ドラマがはじまるにゃ。

今期は、あれもこれも観れなかった。
途中でつまらなくて、あるいは、
最初からどうしても観る気が起きなくて、 
というものもいくつかあった。

面白そうだからと録画してあるが、結局今まで観てないドラマもある。
どうだろう・・・。
おそらく観ないで消すことになるのかな。

よりみち的には、今期ドラマのダントツ1位が、
「重版出来」TBS 主演/黒木華 
こちらでもいくつかのエピソードを、感想とともにご紹介した。 
漫画家と編集者の、熱い(?)物語。
両側の人物が、それぞれ簡潔にうまく描かれていた。
表層的でなく、深層的に。
終わり方もよかった。納得。
うまくまとまっていた。
続編はないのかにゃ?

「ラヴソング」フジテレビ 主演/福山雅治 藤原さくら

描き方にいささか難があったようにも感じる。
吃音の女性と臨床心理士の出会い。
二人は音楽で結ばれる。
病気の発覚と別れ。
おいおい、そういう展開?の部分がこの病気。
声、出なくなるの?
いろいろツッコミどころはある。
初回から、福山の魅力が半減しているようにも見えた。
が、
こういう終わり方かぁ、と思えて、
とりあえず、観れるドラマだったかな。
藤原さくら演じる主人公の女性が、力強い。
そこが一番の魅力だったかもしれない。
彼女は、歌い続けていた。


「世界一難しい恋」日本テレビ 主演/波瑠 大野智

近頃めずらしい、静かなラブコメディ。
ラブコメディという枠には収まらないかもしれない。
刺激的なことは何も起こらない。
恋話だからといっても、どろどろもない。
みんな「いっしょうけんめい」で、透明だ。
そんななかで、主人公二人の恋が、いきつもどりつ不器用に進む。
その様子、流れが、コメディタッチで描かれていく。
二人は、互いを理解しようとする。
その様子も、極めて静かな雰囲気なのが、いい。
ちょっとした価値観の違いも、話し合って気づいていく。
な~んだ、そんなことか、と。
二人はただ今、同棲中。
こういう終わり方もいい。
レベルの高いドラマだと思う。


「奇跡の人」NHK 主演/峯田和伸 麻生久美子 住田萌乃(子役)
泣けるロックなドラマだった。
ただのヒューマンドラマではないところが、さすが岡田惠和の脚本だ。
エピソード感想をいくつかこちらへ書いているので、詳しくはそちらに譲る。
三重苦の娘が、次第に世間のことに気づいていく。
最終回は、本当に泣けた。
「奇跡の人」だったのは、娘ではなく、このバカな男、だったのだろう。
ロックの精神であきらめない心が、
三重苦の娘の心の扉を徐々に開いていった。
そこへたどり着くまでの、ひとりの定職にもついていないバカ男の物語。
終わり方もvery goodだった。
あきらめなければ夢は叶う、とはこのことかもしれない。
まさかの憧れの女性と結婚できたしね。


この4つのドラマに共通しているのは、
悪い人が出てこない、ってこと。本気で腹の底からの悪人。
それぞれがそれぞれの人生を生きて、
互いに認め合っている。
そして、がちゃがちゃしていない。
だから刺激がない、ということなのかな?
視聴率が低いのは。

登場人物がみな自律しているから、さっぱりしている。
一番うじうじしていたキャラは、
福山雅治演じる神代公平だったかも。
昭和な感じ?

上記4つのドラマ、いずれも終わり方が良かったので、
よりみち評価は高いにゃ


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