こんにちは。よりみちねこです


2017年夏ドラマ、終わりましたね。

「過保護のカホコ」が一押しでした。
これについては、前回書きました。

途中で視聴をやめたドラマが多かったシーズンでもありました。

最後まで観て面白かったのは、
「カンナさ~ん」
「コードブルー」
「ウチの夫は仕事ができない」
「警視庁いきもの係」


このなかでは、
「警視庁いきもの係」がダントツ。
実は、このなかでは一番視聴率が低い。
主演の橋本環奈と渡部篤郎がなかなかよいコンビ。
橋本は新境地を開いたのではないかと思う。
動物と殺人事件がからんた新しいタイプの事件ものでもある。
が、事件がどう、謎解きがどうこういうよりも、
動物の専門家である薄(うすき)巡査(橋本)と銃撃により記憶を失っている須藤警部補(渡部)の掛け合いだけでも十分に楽しめた。
そのうえ、動物の豆知識も得られる。


「カンナさ~ん」は、
当初の期待ほどではなかった。
主演の渡辺直美の体格から、肝っ玉母さん的ながんばりおかあちゃんを予想していたが、
少し違った。
頑張るママではあるのだが、あまりにポジティブで、哀愁はない。
ゆえに、話の展開に意外性がなく、予定調和的。
ハッピーエンドはよいのだけれど。
途中で義母役の斉藤由貴の不倫発覚があって、それもちょっとしらけた。
どうでもいいことだけれども。


「コードブルー」

エピソードも配役も安定。
主要メンバーの全員が約10年間、トップクラスの役者として活躍しているのもすごい。
ひとりふたりいなくなっていてもおかしくない業界。
山下智久が見た目、いちばん年齢の経過を感じたかもしれない。戸田恵梨香はやせすぎだ。


「ウチの夫は仕事ができない」
これも「過保護のカホコ」のように、
「できない」のではなく「箱入り」型人間が、
持ち前の「純真さ」で問題解決をしたり、周囲の人々に影響を与えていく物語かな、と初回視聴の時点では思ったが、全編のテーマはそこではなかった。
焦らず急がない、そして仕事のできない主人公・小林司(錦戸亮)が、マイペースを保ちながらも、正直者がバカを見ない結果を徐々に出していく、という物語ではあるが、
どちらかというと、本人の成長物語に重点があるように感じた。
コメディーとして面白く視聴した。


おなじ「愛してる」ものでは、
「愛してたって、秘密はある」「ごめん、愛してる」があった。

「愛してたって、秘密はある」のほうは、1、2話と最終話のみ視聴。
サスペンスものなので、どういった結末になるのかだけは知りたかった、という邪道。
続けて観る気はまったく起きず。
結局、主人公・黎(福士蒼汰)の多重人格が起こしていた謎だった。
母親は知っていたが、本人はまったく気づいていない。
北川景子主演の映画「ルームメイト」に似ている。
自分で仕掛けていることに自分で恐れる。
片方はもうひとりの自分を守っている行動のつもり。
この映画では、もうひとりの人格を深田恭子が演じていた。


「ごめん、愛してる」
韓国ドラマのリメイク。
不幸な生い立ちの主人公・律(長瀬智也)が、自分の生まれてきた意味を知る。
結末は、途中から十分に予想できるものだった。
悲しいラブストーリーでもあるが、それほど魅力的な内容ではなかった。
なぜ最後まで視聴できたのかというと、
大竹しのぶと池脇千鶴、この二人の女優の演技が楽しみだったので。
大竹の天才ぶりは既に知れ渡っていると思うが、
池脇も難しい役をいつも巧みに演じ切る。


そのほか、NHKでは、
「ブランケット・キャット」「定年女子」ががんばっていた。
どちらも全話視聴した。
民放ドラマのような刺激性はないが、
どちらもいわゆる昔ながらの「ドラマ」だ。


「ひよっこ」「やすらぎの郷」もあと1週間で終わる。