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「義母と娘のブルース」火曜夜10時TBS
脚本/森下佳子
綾瀬はるか/竹野内豊/横溝菜帆/麻生祐未/佐藤健


四コマ漫画原作ということ。
それをドラマにするのがうまくいっているのか?
視聴率は2桁キープの第2話のようだが。

有能なキャリアウーマン、部長の亜希子(綾瀬)が、良一(竹野内)と結婚することになり、娘に気に入ってもらうための手段、生活や娘の学校での問題解決などなどに、ビジネスマンとしての能力、ノウハウを杓子定規に駆使する。
その可笑しさ、というところが見どころなのだということは分かる。

「家政婦のミタ」「女王の教室」「デート」に登場した生真面目でユーモアの通じないロボットのような女性を彷彿とさせる。
「スタートレック ヴォイジャー」のセブンオブナインもそうかな。
契約家族的な感じでいうと、「逃げるは恥だが役に立つ」のテイストも入っている?

その一生懸命さには、悪意がない。彼女たちなりの誠実な仕事をしているだけ。
そして、そうしているうちに、彼女たちは人間的な柔軟性というものを知り得ていき、周囲の人々は定規を当てたような立ち回りが、懸命さの現れだと分かり、いつしかそこに愛を見出していく。
柔軟性のある人間は、ときに不正直だ。
しかし、乱暴かもしれない、不躾かもしれない、空気を読まないかもしれないが、上記のような人々は正直なことしか言わない。そんなキャラクターなのかな、と推測しているが、どうだろう。

実は私はこのドラマ、つまらない。見ているのが苦痛になる。
もっと上手に描けそうなものだが。
なにしろ脚本は森下佳子だ。
「白夜行」「仁」「ごちそうさん」「とんび」「天皇の料理番」「わたしを離さないで」
演出が平川雄一郎。これは、「白夜行」から「仁」「わたしを離さないで」スタッフだ。
つまらないと思いたくない。

綾瀬はるかと麻生祐未は、「白夜行」「仁」「わたしを離さないで」でも共演している。
佐藤健は「とんび」「天皇の料理番」の主役。
森下がお気に入りの俳優たちなのか?

あと気になるのは、朝ドラ「半分、青い。」との重なり。
佐藤健はもうほとんど出ないのかもしれないが、重要な役どころだったし、
麻生祐未は後半期から、つまりこの夏期から出ている。

どうしよう、来週観れるかな。
良一が病で倒れるようだ。そこからの義母と娘の10年間が描かれるようなので、ここからが見どころなのか。

でも経験上、良いドラマは出だしで分かるし、逆に途中から観ても面白いものだ。つまりどこから観ても面白い。

とりあえず、来週も観る。