よりみちねこのドラマカデミアへようこそ!
「アメトーーク ウルトラ芸人」(テレビ朝日)で
メトロン星人のなんとも「手厳しい教訓」があることを知って、
笑ってしまいました。
メトロン星人というのは、
ウルトラセブン第8話「狙われた街」に登場する異星人。
ぼろアパートの一室でちゃぶ台をはさんでダン隊員(セブン)とメトロン星人が対話するシーンは有名だ。
メトロン星人が地球侵略のために企んだ方法は、相手が敵に見えるようになる薬をタバコのなかに仕込んで人間同士を争わせること。そして地球人を滅ぼして地球を征服するという計画だった。
メトロン星人はダンに言う。
「我々は人類が互いにルールを守り、信頼し合って生きていることに目を付けた。地球を壊滅させるのに暴力を振う必要はない。人間同士の信頼感を無くすればいい」
そしてエンディングのナレーション。
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは、恐るべき宇宙人です。でも、ご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え、なぜですって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから」
この38年後「ウルトラマンマックス」に登場したメトロン星人。
38年前にウルトラセブンのアイスラッガーでまっぷたつにされたメトロン星人。
縫い合わせた姿で登場。
結局この38年後のエピソード「狙われない街」でもメトロン星人は帰っていく。なぜか?
「人間は、携帯などを使って頭が猿みたいな感じに退化するから、放っておいても人類は自滅する」
からだそうだ。
これ、知らなかったので、驚きました。
メトロン星人というのは、地球人よりも次元が高いのか低いのかよく分かりませんが、
まず、
信頼関係を崩せば、家庭でも社会でも国でもそして、地球は滅びる、というのは確かで、サイコ犯罪でもよく使われる方法だ。互いに不信感を抱かせて、操っていく。
そしてなんと、現代社会はすでにこうなりつつある。
というか、ウルトラセブンのナレーションによると放送当時から、人類は宇宙人に狙われるほど互いを信頼していなかったようだ。日本人同士はけっこう信頼し合っていように思うが、世界は冷戦時代。
さらに、
スマホとかで頭脳が退化している、だから勝手に滅びるだろうというのも、そんなことはないと言いたところだがそう言い切れない21世紀。
滅びるというよりも簡単にコントロールされやすい心脳にできあがりつつある。
不信と退化、どちらが先に人類を滅ぼすことになるのだろう。
作者は「遠い遠い未来のお話」と言っていたが、
このときには、未来には人類がみな信頼し合える社会がやってくる、と思っていたのかな。
「もっとひどくなってしまいました」感は拭えません。
「ウルトラセブン」は子ども番組のわりに、けっこうシビアな警告を発しているエピソードが、他のウルトラシリーズに較べて圧倒的に多い。
そこが、私が「ウルトラセブン」を愛する所以だ。
「アメトーーク ウルトラ芸人」(テレビ朝日)で
メトロン星人のなんとも「手厳しい教訓」があることを知って、
笑ってしまいました。
メトロン星人というのは、
ウルトラセブン第8話「狙われた街」に登場する異星人。
ぼろアパートの一室でちゃぶ台をはさんでダン隊員(セブン)とメトロン星人が対話するシーンは有名だ。
メトロン星人が地球侵略のために企んだ方法は、相手が敵に見えるようになる薬をタバコのなかに仕込んで人間同士を争わせること。そして地球人を滅ぼして地球を征服するという計画だった。
メトロン星人はダンに言う。
「我々は人類が互いにルールを守り、信頼し合って生きていることに目を付けた。地球を壊滅させるのに暴力を振う必要はない。人間同士の信頼感を無くすればいい」
そしてエンディングのナレーション。
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは、恐るべき宇宙人です。でも、ご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え、なぜですって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから」
この38年後「ウルトラマンマックス」に登場したメトロン星人。
38年前にウルトラセブンのアイスラッガーでまっぷたつにされたメトロン星人。
縫い合わせた姿で登場。
結局この38年後のエピソード「狙われない街」でもメトロン星人は帰っていく。なぜか?
「人間は、携帯などを使って頭が猿みたいな感じに退化するから、放っておいても人類は自滅する」
からだそうだ。
これ、知らなかったので、驚きました。
メトロン星人というのは、地球人よりも次元が高いのか低いのかよく分かりませんが、
まず、
信頼関係を崩せば、家庭でも社会でも国でもそして、地球は滅びる、というのは確かで、サイコ犯罪でもよく使われる方法だ。互いに不信感を抱かせて、操っていく。
そしてなんと、現代社会はすでにこうなりつつある。
というか、ウルトラセブンのナレーションによると放送当時から、人類は宇宙人に狙われるほど互いを信頼していなかったようだ。日本人同士はけっこう信頼し合っていように思うが、世界は冷戦時代。
さらに、
スマホとかで頭脳が退化している、だから勝手に滅びるだろうというのも、そんなことはないと言いたところだがそう言い切れない21世紀。
滅びるというよりも簡単にコントロールされやすい心脳にできあがりつつある。
不信と退化、どちらが先に人類を滅ぼすことになるのだろう。
作者は「遠い遠い未来のお話」と言っていたが、
このときには、未来には人類がみな信頼し合える社会がやってくる、と思っていたのかな。
「もっとひどくなってしまいました」感は拭えません。
「ウルトラセブン」は子ども番組のわりに、けっこうシビアな警告を発しているエピソードが、他のウルトラシリーズに較べて圧倒的に多い。
そこが、私が「ウルトラセブン」を愛する所以だ。